感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東雲
7
2巻組み。2巻を先に読んだのが学生時代、数年越しの読了。帯には「西ドイツで驚異のベストセラー」とある。京都のブックオフでこの本を見付けた時、どれほど歓喜したことか。第1巻はプロシアの勃興、フリードリヒ大王の祖父に当たるフリードリヒ一世から父フリードリヒ・ヴィルヘルムの崩御までが語られている。この国の王のどれほど孤独なことか。三代に渡る外交や内政には違いがあるが、その仕事や晩年は共通して淋しいものがある。後生の評価に重点を置かず、当時の評価に焦点を充てているため少々手厳しい。入手しづらいが読みやすい。2017/01/20
taskun
1
一箱に二冊入ったセット本。現在読むことのできる大王関係の書籍の中では伝記的な意味において最も詳しく書かれていると思うが、著者が大王に批判的でオーストリア寄りなのか、同じ事象についても他の本に比べ皮肉めいた表現が目立つ。読みやすく興味深いエピソードが多いが、鵜呑みにはしない方がいいか。2010/04/01
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- 和書
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