出版社内容情報
お迎え中の心の動きを瑞々しく描いた親子でゆっくり読みたい絵本
子猫のばるは、新しい靴を履いてバス停までお父さんをお迎えにいきました。
バスは次々にやってくるけれど、いつまでたってもお父さんの姿はありません。
「あっ、バスよ。ほら みて!」
家族の帰りを待つワクワク感、自分より弱い存在への思いやり、よその親子が帰っていくモヤモヤ、一人ぼっちで待つ心細さ…。
短い時間の描写の中で、幼い子どもの確かな心の成長を伝えます。
【目次】
内容説明
ばるはかってもらったばかりのあかいくつをはいて、バスていまでおとうさんをおむかえにいきます。「はやくバスこないかなあ」。「誰かを待つ時間」に生まれる様々な感情と、心の成長を描いた一冊。
著者等紹介
松丘コウ[マツオカコウ]
静岡県生まれ。第35回日産童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞。受賞作『ぴのちゃんとさむさむねこ』(BL出版)で、絵本作家デビュー。その他の作品に『バジとあかいボール』(第10回武井武雄記念日本童画大賞絵本部門大賞受賞作、フレーベル館)がある。緑生い茂る伊豆の地で猫4匹と同居中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
10
新着棚で。松丘さんの新作は、小さい人の気持ちを上手に描き出していた。子猫のばるはバス停までお父さんをお迎えに行った。買ったばかりの赤い靴を早く見てもらいたくて。ところが、お父さんはなかなか帰ってこない……。ばるのワクワクした気持ち、ガッカリする気持ち、そして大喜びする気持ちが、絵に表れている! ばると同じ気持ちで読めた。2025/11/07
たくさん
3
イメージとしてはトトロのバス停までお迎えに行くイメージが、街になり小さな子であったりと感じは変わりますが、例えば友人と待ち合わせをしてもう来たかなまだかなという一喜一憂の感じも読み手には沸き起こってきて、ワクワクが始まる始まらないの感じがとても読後感としていいなと思います。 2025/10/11




