内容説明
人びとの生存・生活を支える様々なつながり(結合関係)は、いかに重なりあい、変化していったのか。日本・中国の村や家の見方を、欧州や南米などの事例とも比較しながら、再構築する。
目次
日中村落比較史論の再検討に向けて
第1部 日本・中国・台湾の村落比較(近代日本村落の特質を再考する―中国農村社会論をふまえて;中華人民共和国初期、華北村落に見る人的結合の複層性―対策としてのむすびつき;村落二重構造論から台湾村落を捉える―制度とその受容;現代山村の集落自治と存続条件―島根県浜田市弥栄町の事例から)
第2部 より広い世界からの照射(プロイセンから見た日本と中国―近世農村比較の一試論;近世・近代日本における養子継承の歴史的位相)
総括
著者等紹介
坂口正彦[サカグチマサヒコ]
大阪商業大学経済学部准教授。1978年生まれ。国学院大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期修了、博士(歴史学)
飯田恭[イイダタカシ]
慶應義塾大学経済学部教授。1967年生まれ。東京大学大学院経済学研究科経済史学専攻第二種博士課程修了、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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