内容説明
日本小麦の単収向上の鍵は。経営的・技術的・制度的要因の3つの視点から、小麦輸出国ドイツ、豪州、カナダとの比較を通じて、日本の小麦生産性向上の可能性を考える。
目次
序章 問題意識と課題の設定
第1章 日本の主産地における小麦の位置づけ―北海道十勝地域A町を事例として
第2章 日独における小麦生産―小麦収量性格差の経営的・技術的要因
第3章 日独における種子供給および生産物取引体制―小麦収量性格差の制度的要因
第4章 日独豪における品種開発体制―小麦収量性格差の制度的要因
第5章 カナダにおける小麦品種開発資金回収をめぐる動向
終章 まとめと日本への示唆
著者等紹介
関根久子[セキネヒサコ]
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)中日本農業研究センター転換畑研究領域上級研究員。1973年生まれ。東北大学大学院農学研究科博士課程後期修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員、農研機構北海道農業研究センターを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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