内容説明
政治とは何か。古代ギリシア以来の問いを「公共の利益」の実現という観点から捉えつつ、自由主義や民主主義の理念、選挙や政党の仕組み、中央と地方の関係など政治学の基礎から解説。
目次
政治学をどう学ぶか
政治とは何か:集団による意思決定
公共の利益:奉仕する全体はどこにあるか
自由主義:個人はなぜ政府を必要とするか
民主主義:人民の舵取りはどこに向かうか
権力分立:ケーキを公平に切り分ける方法
議会:世論受けするだけが政治家の仕事か
執政部:国王の代役を担った政治の幹部職
官僚:誰に「忖度」するのが行政の役割か
選挙:1人1票で民意をどこまで測れるか
政党:個人商店に留まらない組織化の論理
団体:カネとフダは社会全体を良くするか
中央地方関係:地域の声をどう汲みとるか
国際関係:各国が自国第一なのは当然か
著者等紹介
松元雅和[マツモトマサカズ]
日本大学法学部教授。1978年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。島根大学、関西大学経て、2020年4月から現職。専攻:政治哲学、政治理論。著書に『平和主義とは何か―政治哲学で考える戦争と平和』(中公新書、2013年、第35回石橋湛山賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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