内容説明
イングランド銀行の正史の最新版。活動の自由度が高く、為替レートと金融政策の管理を行った50年代から、経済政策の失敗、変動相場、インフレ、銀行の不安定性の中で新たな金融政策に向かう70年代までの動きを活写。
目次
序と概観
1950年代のイングランド銀行
貨幣・金融の枠組みとイングランド銀行
1964年までのイングランド銀行の対外的責任
危機から「磔の苦難」へ
ラドクリフ以降の国内金融政策
その他さまざまな活動と成果
ポンド:切り下げからスミソニアンへ
競争と信用調節への道
競争と信用調節
セカンダリー・バンキング危機
銀行業の監督
貨幣量目標とマネタリー・コントロール
1970年代のイングランド銀行とポンド
イングランド銀行の業務の自由
結語
著者等紹介
キャピー,フォレスト[キャピー,フォレスト] [Capie,Forrest]
ロンドンのシティ・ユニバーシティ、キャス・ビジネス・スクール(Cass Business School、City University、London)の経済史担当教授。同スクールの銀行ファイナンス学部長を勤めた。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)で博士号を取得後、ウォーリックとリーズの大学で教鞭を執った。さらにエクス・マルセイユ大学およびLSEの客員教授を務め、国際通貨基金(IMF)の客員研究員も歴任した
小林襄治[コバヤシジョウジ]
(公益財団法人)日本証券経済研究所客員研究員。1942年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。青山学院大学、専修大学教授を歴任
幸村千佳良[コウムラチカラ]
成蹊大学名誉教授。1942年生まれ。米国ペンシルバニア州立大学大学院経済学研究科。Ph.D.(econ.)。(株)芙蓉情報センター総合研究所、成蹊大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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