内容説明
経済政策論も射程に入れつつ、ケインズの貨幣経済論の分析とポスト・ケインジアンの内生的貨幣供給論の現代的意義を体系的に明らかにする。
目次
第1部 内生的貨幣供給論の枠組みと起源(貨幣・信用・国家;内生的貨幣供給論の基本的枠組み;ホートリーの信用貨幣論―貨幣的循環と銀行;ケインズの内生的貨幣供給論と計算貨幣説;ケインズの金融的動機とポスト・ケインジアンの解釈)
第2部 内生的貨幣供給論の理論的展開(内生的貨幣供給論の展開(1)―ポスト・ケインジアンにおける起源とホリゾンタリスト
内生的貨幣供給論の展開(2)―論争と新たな理論
内生的貨幣供給とファイナンス
貨幣的循環理論と流動性選好
内生的貨幣供給論と金融市場
内生的貨幣供給論における経済政策
結論と残された課題)
著者等紹介
内藤敦之[ナイトウアツシ]
大月短期大学准教授、1972年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得修了。博士(経済学)。日本学術振興特別研究員PD、大月短期大学助教を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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