内容説明
サブプライムローン危機に端を発した金融危機がなぜ戦後最悪の金融恐慌と不況をもたらしたかを解明し、グローバルな経済繁営を取り戻すためのケインズ・ソリューションを提示。
目次
第1章 政策に影響を与える思想の力
第2章 21世紀最初のグローバル経済危機を引き起こした思想と政策
第3章 将来を「知る」ために過去のデータに頼ること
第4章 1ペニーの支出は1ペニーの所得になる
第5章 国債とインフレーションについての真実
第6章 経済回復のあとに改革を
第7章 国際貿易の改革
第8章 国際通貨の改革
第9章 ケインズも誇りに思うような文明化された経済社会の実現に向けて
第10章 ジョン・メイナード・ケインズ:簡潔な伝記
補論 なぜケインズの考えがアメリカの大学で教えられることがなかったのか
著者等紹介
小山庄三[コヤマショウゾウ]
エコノミスト。1937年生まれ。59年東京大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。69年米国ジョージ・ワシントン大学経済学修士課程修了。90年日本開発銀行設備投資研究所長、同行監事、富国生命ビル(株)顧問などを経て現在に至る
渡辺良夫[ワタナベヨシオ]
明治大学商学部教授。1949年生まれ。72年明治大学商学部卒業。77年同大学院商学研究科博士課程修了。77年明治大学商学部助手、専任講師、財教授をへて88年から現職。97年商学博士(明治大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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