内容説明
リンカーンの決断、カーネギーの立身、エジソンの閃き、アメリカン・ヒーローを影で支えた驚異のテクノロジー。情報伝達のモードを一変させたモールス電信の技術・社会史を、“電信士”たちの視界から、近代化に重ねて描く。
目次
序章 電信士とは何者だ?
第1章 メッセージは電気に乗って(“元祖”ワールド・ワイド・ウェブ;電信というテクノロジー ほか)
第2章 モールス符号に託す希望(電信士、世に現る;貧しき移民青年の立身 ほか)
第3章 電信士、戦場を往く(ミスター・プレジデントのTメール;我らが身分は民間人 ほか)
第4章 ビッグ・ビジネスに生きる(『西部魂』という企業;“第二世代”の電信士 ほか)
第5章 決起せよ!誇りのために(『ザ・テレグラファー』の男と女;電線に巣食う悪魔 ほか)
終章 電信士が遺したもの(職業的な系譜;技能の習得 ほか)
著者等紹介
松田裕之[マツダヒロユキ]
1958年大阪府豊中市生まれ。博士(商学)関西大学。松商学園短期大学(現松本大学松商学園短期大学部)、産能短大通信教育課程、放送大学諏訪学習センター、関西学院大学、甲子園大学で経営関連ならびに情報通信関連の講義を担当。現在、神戸学院大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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