内容説明
農村環境保全を主眼とした政策のもとで、条件不利地域の農業を担う主体が、どのように活動し、どのような結果がもたらされるのかを示し、英国農業・農村を展望する。日本の地域農業がとりうる戦略は何か。
目次
第1章 イギリス農業の概況
第2章 イングランドにおける直接支払制度―政策転換とその影響
第3章 EUデカップリング政策の影響分析―地理情報と農業統計を用いて
第4章 条件不利地域における農業経営―北イングランド個別経営の実態分析を通じて
第5章 条件不利地域における直売活動―その収益性・生産性
第6章 住民参加型農村振興の実態―LEADER+事業実施地区を対象として
第7章 アイルランドにおける農村振興―EUのLEADER+事業による地域活動の支援
終章 地域農業マネジメントに向けて―英国の経験から学ぶ点
著者等紹介
八木洋憲[ヤギヒロノリ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授(農学経営学)。博士(農学)。農林水産省農業研究センター、独立行政法人農業工学研究所、ニューキャッスル大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、東京大学大学院農学生命科学研究科講師、カリフォルニア大学デービス校客員研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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