内容説明
自然科学を専門とし、ものごとをすべて論理的に判断する女学校教師のマデリンの前に、プレイボーイとして名高いノーコート子爵が姪の学校への入学を求めて現われる。彼の評判から難色を示す校長を必死に説得するマデリンには、彼を利用しなければならない理由があった。一方、風変わりな女学校教師に心惹かれたノーコート子爵は、姪の入学の条件として“放蕩者のレッスン”の講師をしてくれと言われ仰天する。いったい何を教えればいいのか…大人気リージェンシー・シリーズの最高峰、遂に登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すもも
3
★★★☆☆ 公爵の話を除いて、シリーズで初めてヒーロー、ヒロインの気持ちが最初からしっくりきた。理系でちょっと変わったヒロインのキャラでずっと楽しくいくのかと期待したけど、後半理屈で判断するところが全面に出すぎて残念だった。(LET SLEEPING ROGUES LIE 2008年作品)2015/06/05
ユキタ
2
「物事すべてを論理的に判断する女教師」というより単に独善的なヒロインと、幼少期に植え付けられた不当な罪悪感と自己否定を「放蕩者」の仮面で覆い隠したヒーローが、互いに相手を置いてきぼりにして、「こうに違いない」「こうなるに違いない」と先入観で突っ走ってこじれるこじれる。ラストでヒーローにトラウマを植え付けた毒叔父夫婦がざまァされる展開もちょっと軽薄。いまいちな1冊だった。2025/05/14
矢田ふみえ
2
再読だったけど、おもしろかったね。叔母たちは、何に基づく子育てなんだろうね。2018/04/29
まめもち
1
修養学校シリーズ4。教師マデリン×アンソニー。姪を入学させたいヒーローと父の為に恩を売りたいヒロイン。ヒロインが画策することが見当はずれ過ぎて素直にお願いしたらと思ってしまう。相手の足を引っ張る結果になると分かっているのに突っ走る女は嫌い。ヒーローを虐待してた叔父夫婦との対決もあっさり。このシリーズ、ヒロインの主張が強すぎて共感できず。だんだん読むのしんどくなってきた。2017/06/30
Hろま
1
★☆☆☆☆ 2013/11/13
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