出版社内容情報
親が子どもをしつけるときの法的根拠である懲戒権規定にはその範囲が一切記載されていない。なぜか。懲戒権がいかなる経緯で明治民法に規定されたかその過程を検証する。
内容説明
親が子供をしつけるときの法的根拠である懲戒権規定にはその範囲が一切記載されていない。懲戒権がいかなる経緯で明治民法に規定されたのか、その根源に遡り検証する。
目次
序章 本書の研究視角
第1章 ボアソナード参画以前の民報編纂過程における懲戒権―明法寮諸草案から明治一一年民法草案まで
第2章 旧民法編纂過程における懲戒権
第3章 明治民法編纂過程における懲戒権
第4章 フランス民法における父による懲戒権
第5章 明治民法編纂過程におけるフランス親子法思想および法学説の受容
終章 結論
著者等紹介
小口恵巳子[コグチエミコ]
1958年茨城県に生まれる。2007年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(社会科学)。現在、お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科研究院研究員。武蔵野大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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