内容説明
1970年代に登場し、80年代にエレクトロニック・バンキングの主役となったATMはリテール・バンキングを商業銀行の新たな収益源とする戦略的資源となった。その歴史を辿る。
目次
リテール・バンキングを目指す2つの銀行ATM
週休2日制対策からスタートしたCD
都市銀行の大衆化戦略を支えた戦略情報システム
銀行の店舗から街へ飛び出したCD
構造不況時代を迎えての第二次オンライン・システムとCD
銀行間のオンライン提携と郵貯オンライン
金融自由化の波と業際戦争
第三次オンライン・システムの誤算
外圧によるサンデーバンキングとATM開放
失われた10年におけるリテール・ビジネスの主役は
金融ビッグバンで様変わりした預金者サービス
メガバンクのATM戦略
法律で保護されなかったATM犯罪の被害者
著者等紹介
根本忠明[ネモトタダアキ]
1945年東京都生まれ。1974年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程(管理工学専攻)修了。青山学院大学理工学部経営工学科、和光大学経済学部経営学科を経て、日本大学商学部教授。専攻は戦略情報システム、金融情報システム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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