内容説明
日本史をどのように読むのか―。三十七冊の実にユニークな本の選択、その本を出発点にして世界を視野に入れた自由な発想、歴史と文学が融合した知の世界を展開する。古代から近代に至る時代の流れを見わたし、日本史の面白さを満喫させる歴史対談。
目次
恋と密教の古代
院政期の乱倫とサロン文化
異形の王とトリックスター
足利時代は日本のルネッサンス
演劇的時代としての戦国・安土桃山
時計と幽霊にみる江戸の日本人
遊女と留学女性が支えた開国ニッポン
近代日本 技術と美に憑かれた人びと
著者等紹介
丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年、山形県に生れる。作家、批評家。1950年、東京大学英文科卒業。『年の残り』で第59回芥川賞を、『たった一人の反乱』で谷崎賞、『後鳥羽院』で読売文学賞、『忠臣蔵とは何か』で野間文芸賞、『樹影譚』で川端賞を受賞。ほかに『笹まくら』『横しぐれ』『女ざかり』『日本語のために』『文章読本』『新々百人一首』『思考のレッスン』『丸谷才一批評家』『闊歩する漱石』など
山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都に生れる。劇作家。1956年、京都大学文学部哲学科卒業。関西大学、大阪大学教授を経て、現在、東亜大学学長。劇作から文芸評論、アメリカ論、文明評論・社会評論まで活動領域は大変に広い。著書に『山崎正和著作集』12巻のほか、『世阿弥』(岸田戯曲賞)『鴎外 闘う家長』(読売文学賞)『演技する精神』『曖昧への冒険』『柔らかい自我の文学』『戯曲 二十世紀』『大分裂の時代』『歴史の真実と政治の正義』など
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感想・レビュー
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KAZOO
野の花
Yukiho Akechi
しろうさぎ