出版社内容情報
欧州サードセクターをめぐる各国の特殊性と歴史的な展開および多元的経済の一翼としてのサードセクター経済を理論的課題を追求。
内容説明
欧州におけるサードセクターとは何か。欧州サードセクターの歴史的な展開、多元的経済の一翼としてのサードセクター経済をめぐる理論的・政策的課題を追求する。
目次
1 欧州サードセクター:欧州の現実と独自のコンセプト(欧州サードセクターの定義)
2 欧州サードセクターの動向:社会的経済・ボランタリー組織・市民社会(イタリアサードセクターの進展―窒息から再登場へ;スウェーデン社会的経済の発展と未来;フランス市民社会の経験―政治と経済のギャップを架橋する試み;ドイツサードセクターとその現代的課題―制度の固定化から企業家的な機動性へ?;イギリスの福祉ミックス;オランダ―民間イニシアティブから非営利ハイブリッド組織へ、そして民間イニシアティブへの回帰?)
3 欧州サードセクター:一国レベルとEUレベル(現代福祉国家における政府とサードセクター―自立性・道具性・パートナーシップ;EUの政策プログラムとサードシステム;EUとサードセクター)
4 欧州サードセクターの理論:サードセクターの何を問題とするか(混合経済の新しいパラダイム―セクターの境界区分を再考する;社会的企業による社会サービスの供給―ハイブリッド組織の貢献可能性と市民社会)
著者等紹介
内山哲朗[ウチヤマテツロウ]
専修大学経済学部教授(社会政策・社会運動)。1950年長野県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得
柳沢敏勝[ヤナギサワトシカツ]
明治大学商学部教授(経営労務論)。1951年青森県生まれ。明治大学大学院商学研究科博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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