出版社内容情報
農業及び農産加工業の発展に伴い進展した地域的流通を、関東地方を中心に明らかにするとともに地域市場の自立的側面に着目し、日本近代化の多様性を浮かび上がらせる。
第1章 中欧市場近接地域における農業精細の地域構造
第2章 東関東の平均的農業における地主経営と地域市場
第3章 機内先進地域における地主経営と地域
第4章 中欧市場沿革地域における生産と地域
第5章 関東の大規模醤油醸造家と地域市場
第6章 関東の小規模醤油醸造家と地域
第7章 地方醤油醸造業の展開と市場
第8章 千鰯・〆粕産地市場における商人の存在形態
第9章 利根川水系の集散地市場の実態
第10章 農村の消費生活と地域
内容説明
農業及び農産加工業の発展に伴い進展した地域的流通を、関東地方を中心に明らかにするとともに地域市場の自立的側面に着目し、日本近代化の多様性を浮かび上がらせる。
目次
第1部 農業生産の発展と地域市場(中央市場近接地域における農業生産の地域構造―神奈川県の場合;東関東の平均的農村における地主経営と地域市場―下総国(千葉県)香取郡鏑木村・鏑木瀧十郎の経営を通して
畿内先進地域における地主経営と地域―山城国相楽郡西法花野村・浅田家の事例
中央市場遠隔地域における生産と地域―福岡県の場合)
第2部 農産加工業の発展と地域市場(関東の大規模醤油醸造家と地域市場―銚子・ヤマサ醤油の原料調達と製品販売;関東の小規模醤油醸造家と地域―上総君津郡・宮家の事例を中心に;地方醤油醸造業の展開と市場―福岡・松村家を素材として)
第3部 地域的流通の展開(干鰯・〆粕産地市場における商人の存在形態―下総国海上郡足川村の小買商人鈴木家の事例を通して;利根川水系の集散地市場の実態―常陸国真壁郡大林村・柳戸河岸と地域市場;農民の消費生活と地域―下総国香取郡鏑木村・鏑木家を事例として)
著者等紹介
井奥成彦[イオクシゲヒコ]
1957年広島県尾道市生まれ。1980年慶應義塾大学文学部史学科卒業。1982年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。1986年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程退学。同年九州大学石炭研究資料センター助手。以後、摂南大学、流通経済大学を経て、京都産業大学経済学部教授。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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