出版社内容情報
黒いぶちのある白いいぬのハリーは、おふろが大きらい。体を洗うブラシをかくして遊びに逃げだします。軽快なタッチの絵と文が、子どもたちにハリーへの共感の声をあげさせます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
414
子どもたちに人気の絵本。文はジーン・ジオン。マーガレット・ブロイ・グレアムの絵。絵は力強く太い黒の描線が強いインパクトを与える。また、道路工事の場面(男の子たちの大好きな働く車がいる)や、これもみんなが好きなSLも登場する。そして、なによりも楽しいのは、全身を使って遊ぶ「どろんこ」。でも、後半では大人たちへの配慮も忘れない。ラストシーンの「かたいブラシ」とハリーの幸せそうな顔には快哉。2023/07/19
馨
236
益田ミリさんの『おとな小学生』で紹介されていた作品。自由に遊びすぎて白犬からどろんこで黒犬になってしまったハリーが飼い主さんに気づかれないので必死でアピールする姿が可愛い。最後はちゃんと家族にハリーだと気づいてもらえて、お家で眠って、幸せな犬です。2016/06/26
美紀ちゃん
188
司書研修の時に読み聞かせ講座をやった。ボランティアさんや先生に対して、正しい読み方、持ち方、終わり方などを指導できるレベルにという目標で講和。そこでこの本を使用。みかえしが白いので、「何も書いていないけれど、この部分もしっかり見せてね」と伝えるのにとても良い教材。本文が始まる前にハリーを説明できるページ(これは技)があり、文は書いていないが覚えてそこから読み始めると良いというワンランク上の技を伝授。絵もストーリーも良く、優秀な本。2020/12/18
KAZOO
176
この絵本も何度か読んでいます。楽しくなります。というは幼児にあまり汚れるくらい汚くなるとわからなくなっちゃうよという教訓がある気がします(考えすぎでしょうね)。立った三色の色合いで楽しくなる話をこしらえてくれています。2015/12/13
紫綺
147
おいたが過ぎるぞ、ハリー君。家族の大事さ、わかったかな?絵のタッチが素朴でやさしい。2014/01/26