出版社内容情報
公正、自由、善き社会を見据え、今日の政治哲学における知的風景をスケッチ。現代政治理論の最高の到達点を示すとともに、多岐にわたる主題を扱ったスタンダードなテキスト。
第1章 序説
第2章 功利主義
第3章 リベラルな平等
第4章 リバタリアニズム
第5章 マルクス主義
第6章 コミュニタリアニズム
第7章 シティズンシップ理論
第8章 多文化主義
第9章 フェミニズム
内容説明
公正、自由、善き社会を見据え、今日の政治哲学における知的風景をスケッチ。現代政治理論の最高の到達点を示すとともに、多岐にわたる主題を扱ったスタンダードなテキスト。
目次
第1章 序説
第2章 功利主義
第3章 リベラルな平等
第4章 リバタリアニズム
第5章 マルクス主義
第6章 コミュニタリアニズム
第7章 シティズンシップ理論
第8章 多文化主義
第9章 フェミニズム
著者等紹介
千葉眞[チバシン]
国際基督教大学教養学部教授。1949年生まれ。プリンストン神学大学大学院博士課程修了(政治倫理学Ph.D.)
岡崎晴輝[オカザキセイキ]
九州大学大学院法学研究院助教授。1968年生まれ。国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ののの
3
気鋭の政治哲学者キムリッカによる英語圏における政治哲学史の概説書。リベラリズムを軸としてリバタリアニズム、マルキシズム、コミュニタリアニズム、フェミニズムなどの理論が簡潔に紹介される。 分量も相応に多い(注釈とfurther-reading抜いて約600ページくらい)が、諸理論の関係性を体系的に理解できると考えれば十分に安い労力といえるのではないだろうか。 また、英語圏以外の政治哲学(フランクフルト学派やフーコーなど)が本書で語られていないということも留意事項の一つである。2015/05/25
ぽん教授(非実在系)
2
功利主義、リベラル(ロールズ、ドゥオーキン)からはじめて、リバタリアニズム、分析主義的マルクス主義、コミュニタリアニズム、シティズンシップ、多文化主義、フェミニズムを扱う。いかにも米英圏で流行してるなー、というものを取り上げてるのでアレントやハーバーマス、ポストモダンなどの要素は薄目であるという特徴があってアルマの教科書と差別化できている。 全般的にわかりやすいが、著者の意見も混在(著者の立場自体は穏健だが)しているのでそこだけは注意が必要。2015/01/08
ライ麦畑で見逃して
2
非常に体系的にわかりやすく書かれていていいのだけど、量が膨大なため、頭にあまりのこらなかった。頭が悪いせいなのだが…2011/11/26
みうら
1
第9章まであるうち第5章まで読了。何度も読んで咀嚼したい一冊。2023/06/30
katashin86
1
600ページ越えの骨太な政治哲学教科書。入門書とはとうてい言えないが、単著なので視点が一貫しているのがよい。功利主義、ロールズリベラリズム、コミュニタリアニズムといった考え方を横に並べてみることができる。2017/09/18