出版社内容情報
キリマンジャロ・コーヒー豆の生産から日本のコーヒー消費まで、世界システム論から市場経済論に至る多様な分析方法によって、貧困緩和やフェアトレード等を視野に分析する。
内容説明
一次産品の価格はなぜ生産者に不利なのか。「キリマンジャロ」コーヒーの生産から日本の消費までの事例分析、南北問題論からフードシステム論に至る多様な理論の検討によって、貧困緩和やフェア・トレード等を視野に解明。
目次
第1部 タンザニアにおけるコーヒー豆の生産と流通(コーヒー生産者達の生活;構造調整政策の農村協同組合への影響―コーヒー販売農協の危機;コーヒー豆流通自由化と小農民・協同組合―新しい流通・格付制度の影響;新しい価格形成制度の現状と課題 ほか)
第2部 タンザニア産コーヒー豆の貿易と消費国日本(コーヒー豆の輸出構造と価格形成制度―日本への輸出を事例として;日本におけるタンザニア産豆の輸入と消費―価格形成制度と南北問題;先物市場における価格変動と生産者―タンザニア産コーヒー豆を事例として;オルタナティブな価格形成制度の探究―タンザニア産コーヒーのフェア・トレードの実践 ほか)
著者等紹介
辻村英之[ツジムラヒデユキ]
1967年愛知県生まれ。1998年京都大学農学研究科博士課程修了、農学博士(農林経済学)。在タンザニア日本大使館専門調査員、金沢大学経済学部助教授(世界経済論)を経て、現在、京都大学農学研究科助教授(生物資源経済学)
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