内容説明
「戦後革新」を代表する知識人の中でもとりわけ現実に向き合い、労働組合運動、社会運動、政治運動に深く関わってきた清水慎三。社会的左翼の形成を希求してやまなかった清水が残していったメッセージとは。
目次
プロローグ(救国民主連盟に関する若干の考察;森戸辰男宛書簡)
第1部 「戦後革新」の形成(『外資導入と労働組合』はしがき;経済再建会議の発足とその展望 ほか)
第2部 「戦後革新」の展開(経営参加の諸前提;『中小企業労働運動必携』第一章 ほか)
第3部 「対抗社会」の構想(転機に立つ“戦後”革新勢力;現代の革新と組織の革新 ほか)
エピローグ(『社会的左翼の可能性』終章のための覚書)