内容説明
都市論の啓蒙家としての鴎外の知られざる側面に光をあて、留学先ドイツから帰国後、戦闘的な都市論を展開した鴎外とその時代を描く。
目次
文豪鴎外の都市論
第1部 鴎外とスラム改良(戯曲「市区改正痴人夢」;スラム改良と貧民追放の実態;「市区改正論略」と貧富分離論)
第2部 鴎外と東京市建築条例(東京市建築条例をめぐる建築家と鴎外;「屋制新議」とドイツ公衆衛生協会;建築規則をもてなかった明治の東京)
第3部 都市計画の誕生と鴎外(「新街造設ノ計画」、鴎外の都市計画論;都市計画胎動期の都市論と鴎外;都市計画の誕生と公衆衛生;鴎外の都市論のその時代への先駆性)
感想・レビュー
-
- 和書
- 社会学大図鑑