緑の革命とその暴力

緑の革命とその暴力

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784818809390
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C0036

目次

第1章 緑の革命の科学と政治
第2章 「奇跡の種子」と遺伝的多様性の破壊
第3章 化学肥料と土壌の肥沃度
第4章 集約的な灌漑、巨大ダム、水争い
第5章 緑の革命の政治的および文化的コスト
第6章 平和のためのペプシコ?―バイオ革命の生態的および政治的リスク
第7章 種子と糸車―技術的変革の政治的エコロジー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taming_sfc

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ヴァンダナ・シバ女史による1997年の著作。議論の中心は、緑の革命について、その欺瞞を告発する内容となっている。その論法は緻密にして精確であり、また深遠なテーマ間の連関を浮き彫りにする。科学・政治と環境問題、「奇跡の種子」と生物多様性、化学肥料と土壌、緑の革命がもたらした水資源集約的農業による水利権争いおよびダム問題、結局のところ緑の革命は上記のような問題を引き起こしたことにより、政治的・文化的なコストをもたらしたとされる。科学・技術は政治と無関係ではおれないことを銘記させてくれる一冊。2011/03/29

もりにく

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20世紀後半、アジア地域の人口爆発がもたらすとされた食糧不足による飢餓問題を解決するために「緑の革命」が導入され、表面上ではこの革命のお陰で飢餓問題は事なきを得たと言われていますが、この本を読めば、少し違うということがわかります。全体的には食糧生産は成功したのかもしれませんが、部分的には……。2011/10/14

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