なぜ経済学は自然を無限ととらえたか

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なぜ経済学は自然を無限ととらえたか

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818808140
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

内容説明

本書ではエントロピー論を用いて経済学批判をおこなった。エントロピーとは熱力学の概念で、経済活動でもたらされる物質やエネルギーの劣化の指標として経済学は利用できる。常識で考えれば有限な地球の上で経済が無限に成長することなどありえなった。持続的な経済社会の建設に向けてまず必要なことは、経済学者が論じる「成長」が非科学的な産物であることを証明することであり、本書ではその証明に全力を注いだ。

目次

1章 エネルギー消費の経済発展―経済学における生産と消費の逆転
2章 自然破壊をともなう経済発展―破壊を生産とみなす経済学
3章 経済学における無限の自然
4章 経済学への熱力学的制約
5章 未来の希望を示す農学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がっち

3
自然を有限と考えていたこれまでの人間へのしっぺ返しがこれから来ます笑しかし、このように曾ては無限にあるものだと思われていたものが、有限であると気がつくとは大きな一歩だなって思います。持続性とは何か、持続性のある社会とは何であるのか、それを考えながらもう一歩進んだものを読みたい。2013/04/21

Saiid al-Halawi

3
「われわれは自然を消費しているにもかかわらず、それを生産という言葉で表現している」(p.1)。冒頭から本質的で痛烈な命題が飛び出す。自然(利用可能な資源)に様々な制約がある以上、ヒトの経済活動を考察する学問はそれらに完全に従属した形でなされなければならない。環境問題が深刻化するにつれ、経済学は生態学や自然それ自体の婢女にならなければならないのだと思う。主人を無視して振舞うことは決して許されない。2011/07/18

Hasegawa Kiyoshi

2
だれも有限と考えていなかった自然や資源や地球はなぜ経済に取り入れられていないのかを科学的に論じた本。 日本の昭和30年代の農業は投入エネルギーに対して150%回収できていましたが現在は20%と完全に赤字。持続性はありません。どうする人間。2012/04/26

れむ

1
経済学という学問に対して農業経済学という観点からの批判書。今までの経済学では自然(地球資源)を無限ととらえており、その前提から導き出される結論では、今の自然をもう無限ととらえられない現実に対してのアプローチは的外れであると述べてる。解決策が人間の労働において唯一循環している農業(工業的でない)を軸とした循環型社会の未来像を描く。素晴らしいものだと感じるがこれが出版されてから20年経ってるけど現実は変わろうとしていない。読むのおすすめ。2013/08/27

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