内容説明
すべての人類のために1人の芸術家が立ち上がった。抽象絵画の祖カンディンスキーの舞台作品群から、2つの世界大戦のはざまにたち現れたヨーロッパ芸術思想の全体像、そして精神文明の姿を“舞踊学”の俊秀が明らかにする。
目次
第1部 “舞台コンポジション”の身体(身体像―舞台における“精神的なもの”;具象と抽象に揺れる身体性)
第2部 初期“舞台コンポジション”の運動(“運動”のメタファーと総合芸術の構想;“舞台コンポジション”の新たな身体運動;“舞台コンポジション”の動的記号)
第3部 作品分析―終末世界と青騎士の誕生(動機解釈の指針;“舞台コンポジション1 巨人たち”分析―“黄色い響き 舞台コンポジション”との比較による;“舞台コンポジション2 声(緑の響き)” ほか)
著者等紹介
小林奈央子[コバヤシナオコ]
2002年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2006年ルードヴィヒ=マクシミリアン大学(ミュンヘン)博士課程単位取得退学。2008年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。2010年ルードヴィヒ=マクシミリアン大学(ミュンヘン)博士課程修了(文学博士)。現在、ハンブルク在住。専攻、ドイツ近現代舞踊史・美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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