内容説明
三組の男女が織りなす「罪」と「愛」のドラマ。牧師、農学研究者、民俗学者と女性たち。ソウルを舞台に、漂泊する三組の男女が織りなす流浪のドラマ。ドラマを見つめる「創造主の目」。人間の原罪を見据えながら描き出される「愛」。現代韓国文学の傑作遂に翻訳完成。
著者等紹介
黄順元[ファンスノン]
1915年、韓国・平安南道に生まれる。1932年、新鋭詩人としてデビュー。1934年、早稲田第二高等学院入学。1934年、第一詩集『放歌』刊行。1936年、早稲田大学文学部英文科入学。同年、第二詩集『骨董品』刊行。1940年、短編集『沼』刊行。1942年以降、日本のハングル抹殺政策で発表機会が無くなり作品を書きためる。1946年、ソウル中高等学校教師。1957年、芸術院会員となる。1957~1980年、慶煕大学国文学科教授
芹川哲世[セリカワテツヨ]
1945年、東京生まれ。ソウル大学校人文大学大学院博士課程修了。現在、二松学舎大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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