内容説明
並木旧約学は、なぜ「面白い」のか?なぜ読む者を「わくわく」させるのか?それは並木が深く思索し、想像力を駆使してテクスト、人間、世界の関わりと本質に迫るからである。本巻は、その独自の方法論を「批評」と把握し、最初期から現在まで、半世紀に及ぶ仕事を顧みる。
目次
第1部 文化創造に向けて(つねにチャレンジャーでありたい―一旧約学徒としての歩みと考え方;初期イスラエルにおける契約の理解―方法論的考察と試論 ほか)
第2部 他者への想像力(人は想像力なしには生きられない;アモスのイメージ ほか)
第3部 人間への眼差し(ダビデ その生き方と時代;旧約聖書における女性 ほか)
第4部 応答的な書評(大貫隆著『世の光イエス』への/からのコメント;イエスの覚醒体験とは何であったか ほか)
著者等紹介
並木浩一[ナミキコウイチ]
1935年生まれ。国際基督教大学卒業、東京教育大学大学院博士課程単位取得。現在、国際基督教大学名誉教授。元東京神学大学非常勤講師。1989‐97年、2001‐05年、日本旧約学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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