内容説明
聖書学の最新成果を駆使して聖書の躍動するメッセージを把え直す。詩に響きわたる恐怖、嘆き、怒り、絶望を通して神の御業、沈黙、そして不在を真正面から見つめる。
目次
第1詩 慰める者はいない―哀歌一章(補遺 人格化されたシオン;シオンに対する哀歌 ほか)
第2詩 怒りの日―哀歌二章(敵としての主;破壊への反応 ほか)
第3詩 普通の男―哀歌三章(補遺 普通の男;男の訴え ほか)
第4詩 果てしない苦しみ―哀歌四章(民の苦しみ;「わたしたちの目は疲れ果てた」 ほか)
第5詩 結びの祈り―哀歌五章(「心に留めてください、主よ」;共同体の訴え ほか)
著者等紹介
左近豊[サコントム]
1968年、東京都生まれ。1995年、東京神学大学大学院修了。日本基督教団横浜指路教会副牧師を経て、コロンビア神学大学院に留学、Th.M(神学修士)課程修了。2011年、プリンストン神学大学院にてPh.D取得。旧約聖書学専攻。現在、聖学院大学教務教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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