内容説明
21世紀のはじまりから刊行している好評シリーズ、「ももこの21世紀日記」。一年という時の流れのなかには、地味ながらいろんな変化があるものです。日々のささやかな暮らしのなかにこそ、面白味がある、そんなももこ作品の一連のテーマのもとに、日常の報告を絵日記で綴りました。みなさまの幸せと平和への願いをこめて贈る待望の文庫版。
目次
秋
冬
21世紀
春
夏
秋
著者等紹介
さくらももこ[サクラモモコ]
静岡県生まれ。1986年から『りぼん』で「ちびまる子ちゃん」の連載を開始。89年同作品で講談社漫画賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
60
ドラクエにはまっていた2000年のももこさん。現実の世界にやることがいっぱいなのに、石版の行方にわたわたし、そして没頭した先に途方に暮れる…。当時の自分を見るような既視感に遠い目になりつつ、21世紀を迎えるP42。わ~、このエッセイ21世紀に入る頃の話なんだぁ~、と感慨に耽るもそもそもタイトル…だった[笑]「秋」の章の扉絵は、三つ編みももこちゃんと\やきいも~/の吹き出し。なんとも和むこの空気。子供の頃もうすぐごはんだなぁと思いながら友達と遊びつつ見た大きい夕日の景色が浮かぶような幸せなノスタルジー。2016/04/09
なるみ(旧Narumi)
27
久しぶりのさくらももこさん。軽妙な語り口と、女の子のかわいさがぐっと増したように感じるイラスト。文章とイラストのバランスを楽しみながら読みました。2018/09/09
yu
23
ページ数も少なく、左側のページは主に絵が挿入されているので、さくっと読める。時間の合間だったり、次に読む本の繋ぎとしてもよかった。当たり前のような何気無い日常が大切で何よりもかけがえのないだなと感じられた。息子さんのほっこりする話しもよかったが、一番はあとがきが素晴らしかった。2017/03/06
青蓮
18
なんとなく手に取った本。エッセイは普段あまり読まないけれど、本書はさくっと読めて、面白かったです。一番印象に残ったのは息子さんの赤ん坊の名前のエピソード。『息子が「ママさ、オレが赤ちゃんの時からオレの名前呼んでただろ」と言うので「そうだよ。赤ちゃんの頃から呼んでたよ」と言うと、「オレの名前よく知ってたね」』ここのくだりが秀逸すぎる。子どもって面白い発想するなぁ。本書はシリーズものなので、続きを読みたい。2013/08/27
ゆるまる子
16
2001年頃のお話。息子くん小学1年生。入学式で泣いてしまうさくらさん愛しい。自分の子育てと重ね合わせて楽しめるし、懐かしい記憶が戻り読んでいてほのぼのする。さくらさんは美味しいものを食べ、アクティブに出かけるけどゲームをしたりインドアも好きだし、息子くんとも仲良しでとても羨ましい。(2024-65)2024/07/23
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