内容説明
ハングルで詩を書いたために治安維持法違反で逮捕され、1945年2月、福岡刑務所で獄死した尹東柱。ひたすらに抒情詩を書き続けたキリスト者詩人に、時代状況、生涯、信仰、詩からの照明を当てる。代表詩集『天と風と星と詩』の全訳を収録。
目次
1 『天と風と星と詩』(序詩;自画像 ほか)
2 『天と風と星と詩』以後―立教大学時代(白い影;いとおしい追憶 ほか)
3 拾遺詩篇(懴悔録;慰め ほか)
4(韓国キリスト教が生んだキリスト者詩人・尹東柱(蔵田雅彦)
尹東柱の生涯と詩(宇治郷毅))
5(尹東柱 そのキリスト教性(森田進)
尹東柱論のための四つの断章(木下長宏) ほか)