内容説明
今日隆盛を極めているヨーロッパ音楽を育んできたのは、キリスト教会である。初代教会の音楽から説き起こし、バッハに至る1500年に及ぶキリスト教音楽の歴史を概観する。
目次
初期キリスト教会の音楽
ローマ教会とグレゴリオ聖歌の成立
グレゴリオ聖歌の変容―トロープスとオルガヌム
中世盛期のポリフォニーと宗教歌曲
中世からルネサンスへ
ルネサンス初期の教会音楽
ルネサンス盛期の教会音楽
宗教改革とその波紋
もうひとつの宗教改革
バロックへの道
バロック期のイタリア
バロック期のフランスとイングランド
バロック期のドイツ
著者等紹介
金沢正剛[カナザワマサカタ]
1934年東京生まれ。1966年ハーヴァード大学大学院博士課程修了(音楽学)。国際基督教大学、東京芸術大学、東京音楽大学、エリザベト音楽大学などの講師、ハーヴァード大学イタリア・ルネサンス研究所の研究員、アンティオーク大学及びアールハム大学の客員教授を務めた後、1982年に国際基督教大学教授となり、同大学宗教音楽センター所長を兼任。著書『モンテ・カシノ音楽手写本第871号』(イザベル・ポープと共著、英文)で1980年度全米作曲家著者出版者協会賞を、また『古楽のすすめ』(音楽之友社)で1998年度日本ミュージック・ペン・クラブ大賞を受賞。1997年より国際音楽学会理事、日本オルガン研究会会長などを務めている。ルネサンス音楽史専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 現代国家の正統性と危機