内容説明
感染したら死に至る奇病“ドゥーム・ウィルス”。日本にそれが蔓延するなか、あるはずのない特効薬が貰えると奇妙な噂がネットに広がる。感染した母親を持つ田村直人は、半信半疑で集会場所へ赴くが、特効薬はトライアスロンを完走しなければ貰えないという!スタート地点のお台場からテレビで生放送されるレース、残酷なトラップに脱落していく選手たち。愛する者を救うため、直人は最悪のデスレースを走りきれるのか。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年自費出版で刊行した『リアル鬼ごっこ』がベストセラーとなり、注目を集める。以後、若い読者の圧倒的な支持を受け『親指さがし』『パズル』『スイッチを押すとき』など映像化やコミック化される作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナヲ
18
切迫する理由があるとはいえ、なんと過酷なレースなのだろう。ドキドキと追われる感じで読ませれた。スリル満載の本。最後はよかったと思う気持ちと、途中リタイアの人達の無念さとで複雑な心境になった。2018/03/04
とも
15
前回読んだ山田悠介さんの本が偉く残念だったので、今回も期待値低めで読み始めましたが、随所にツッコミたいとこはあるものの期待値を上回る面白さで、飽きずに、白けずにあっという間に読了。 色んな意見がありますが、個人的には多くの脇役がいたので、バラエティに富んで良かったかなと。 帯にある様に山田悠介の「走れメロス」に納得。 無茶苦茶な設定も、小説なんやから有り!2024/09/21
倒置
13
☆5.0 母のために主人公が走っている姿に感動しました。2019/01/06
ふう
13
シンプルで特にひねりもないストーリーですが、最後まで一気にいけました!2015/08/03
あいばーそん
12
スリルはあるが、終始単調で正直あまり好きではないです(´Д` )2013/09/20