内容説明
自国の過去の罪責を負いつつ、冷戦の終結とベルリンの壁崩壊という激動の時代にドイツ大統領の重責を担ったヴァイツゼッカーが、政治家として、また一キリスト者として自己の信仰と思想を語る。
目次
良心は立ち上がる―1944年7月20日事件に寄せて(1980年7月20日)
互いを尊び合い(1986年6月22日)
愛国心(1987年11月6日)
政治における真理と自由(1987年11月6日)
歴史家論争について(1988年10月12日)
政治における赦し(1989年6月5日)
1939年9月1日
壁は墜ちた―自由の中に立ちて(1989年11月12日)
1989年のドイツにおけるクリスマス(1989年12月25日)
暴力の歴史から踏み出して(1991年2月13日)
愛―それは政治の尺度であり得るか(1980年6月7日)