出版社内容情報
ロボテックやAI技術によるオートメーションの増加と伸展が続く時代、人事の役割も変わってきました。
「データ・ドリブン人事戦略」とは、ますます増え続けるさまざまなデータを賢く活用して社内の人々のパフォーマンスを向上させるだけでなく、データから得られた洞察を使って会社全体の成功に貢献することを指します。人事がデータを駆使することで、戦略目標を達成するための影響を及ぼすことができます。
本書は、データや分析による人事部門自体のパフォーマンス向上のみならず、人事が組織横断的にパフォーマンスに対して貢献し、その価値を示すことができるようになることを目指します。
内容説明
人事・HRが戦略的意思決定の前面に立つ時代がやってきた。経営・人事の世界で最も影響力のあるバーナード・マーによる、AI時代のデータを駆使した新しい人事戦略の方向性を示す待望の一冊。我が国の人事・人材開発を牽引する中原孝子による翻訳で、改めて日本の人事プロフェッショナルの変革を促す。
目次
データ・ドリブン人事戦略(Data‐Driven HR)とは?
インテリジェントHRへの進化
データ・ドリブン戦略:よりインテリジェントなHRのための事例を作る
データの爆発的増加を利用する―人事関連データの主な情報源の特定
データ・ドリブン人事戦略ツール:人事分析による洞察をもたらすデータ
潜在的な落とし穴:データプライバシー、透明性、およびセキュリティ
データ・ドリブン採用
データ・ドリブン従業員エンゲージメント
データ・ドリブンな従業員の安全とウェルネス(健康経営)
データ・ドリブンL&D
データ・ドリブン・パフォーマンスマネジメント
データ・ドリブン人事戦略の未来
著者等紹介
マー,バーナード[マー,バーナード] [Marr,Bernard]
ドイツのハンブルクの近くで生まれ、そこで育つ。その後、イギリスのケンブリッジに移り、ビジネス、エンジニアリング、および情報技術の学位を取得し、研究員として入社したケンブリッジ・ビジネススクール、クランフィールド・スクール・オブ・マネジメントを経て、2006年に自身の会社Bernard Marr&Coを立ち上げて現在に至る。世界中で人気のビジネス作家であり、カンファレンス等における基調講演者、さらには数多くの企業や政府に対する戦略アドバイザー(アクセンチュア、アストラゼネカ、イングランド銀行、バークレイズ、BP、シスコ、DHL、富士通、ガートナー、HSBC、IBM、米国国防省、マイクロソフト、オラクル、内務省、Tモバイル、トヨタ、イギリス空軍、SAP、シェル、国連、ウォルマートなど多数)やアイルランドマネジメント研究所、オックスフォード大学における教鞭、企業理事会の非常勤取締役など多方面で活躍している。ビジネス・パフォーマンス、デジタル・トランスフォーメーション、およびビジネスにおけるデータのインテリジェントな活用に関する提言活動では、世界で最も尊敬されている専門家の1人であり、LinkedInは世界のトップ5のビジネスインフルエンサーとしてランク付けしている。加えて、世界経済フォーラムにも頻繁に寄稿を行い、ForbesとLinkedIn Pulseにも定期的にコラムを執筆している。専門家としてのコメントはBBCニュース、Skyニュース、BBCワールドといったテレビやラジオ、およびタイムズ、フィナンシャルタイムズ、CFOマガジン、ウォールストリートジャーナルなどの注目の出版物に掲載されている。さらには、毎日150万人のソーシャルメディアフォロワーに積極的に参加し、何百万人もの読者に届くコンテンツを共有している。20以上の言語に翻訳されて、Amazon No.1ベストセラー、CMIマネジメントブックオブザイヤー、Axiomブック賞、WHSmithベストビジネスブック賞を受賞している
中原孝子[ナカハラコウコ]
ATD認定CPLP。株式会社インストラクショナルデザイン代表取締役社長。国立岩手大学卒業後、米コーネル大学大学院にて、教育の経済効果、国際コミュニケーション学等を学び、その後、慶應義塾大学環境情報学部武藤研究室訪問研究員として、インターネットを利用したデータマイニングやE‐ラーニングなどの研究に携わる。米系製造販売会社、シティバンク、マイクロソフトにてトレーニングマネージャーとして活躍後、2002年5月株式会社インストラクショナルデザインを設立。ATD(Association for Talent Development)インターナショナルメンバーネットワークジャパンの理事(現副代表、元代表)も務めている(2019年時点)。人材開発を取り巻く環境に求められるプロフェッショナル要件の変遷とともに、研修実施や設計をする者にとってのグローバルスタンダードとも言えるインストラクショナルデザインを紹介したいという思いでインストラクショナルデザイン社を立ち上げ、ATDの活動に積極的に携わってきた。インストラクショナルデザインだけではなく、人事・人材開発の重要な機能としての人々のパフォーマンス支援を重視したパフォーマンスコンサルティング業務(パフォーマンス分析~施策選定~測定~チェンジマネジメント)も行っている。ATDの認定資格者CPLP(Certified Professional in Learning and Performance)として、その研鑽を重ね、理論と実践を兼ね備えたパフォーマンスコンサルタントとして金融から医薬品、製造業、IT企業、国際機関など幅広い分野にそのコンサルティングを提供してきている。JMAM発行の『人材教育』など人材関連冊子への投稿をはじめ、啓蒙のための記事も多数。パフォーマンスコンサルティング関連の翻訳書として『HPIの基本』(2011年ヒューマンバリュー出版)があり、日本におけるインストラクショナルデザインおよびパフォーマンスコンサルティングの第一人者。2008年からは、ATDの国際カンファレンスをはじめとし、インド、マレーシア、ブラジル、台湾、韓国、オランダなど人事関連の国際カンファレンスでもスピーカーを務めるなど、国際的に活躍中。2017年5月ATD国際カンファレンスにて、“Machine Learning and AI-Will They End L&D as We Know It-”と題して、AI関連技術によって新しい段階に入った人材開発の役割変化への認識を喚起するパネルディスカッションを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キノコ・シュトー