内容説明
遅れる診断、周囲の無理解、失職、介護者が背負う多大な負担…。本人と家族の困難に立ち向かう。すべては、その実情と疾患の理解から始まる。
目次
第1章 若年性認知症をとりまく実情(若年性認知症の実態―老年期の認知症とどう違うのか;若年性認知症の診断・治療と必要な支援;若年性認知症者の包括的支援体制とその実情 ほか)
第2章 それぞれの生活のかたちを支える(多職種ディスカッション)(病気を受け止められないまま、ジョブコーチを導入して会社の仕事を継続した。;激しい脱抑制がみられたが、20代のため誰も認知症を疑わず、診断まで長期間を要した。;自営業のため、仕事の不調を通して症状の出現に気づく者が周囲にいなかった。 ほか)
第3章 若年性認知症をもつ人に特有の問題(初診後のサポート体制をどう構築するか;「働くこと」をどう支えるのか;急激に言葉がわからなくなってしまったら ほか)
著者等紹介
山川みやえ[ヤマカワミヤエ]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻老年看護学准教授
繁信和恵[シゲノブカズエ]
公益財団法人浅香山病院認知症疾患医療センター長
長瀬亜岐[ナガセアキ]
日本生命済生会日本生命病院診療看護師
竹屋泰[タケヤヤスシ]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻老年看護学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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