目次
1 プロローグ―医療事故と看護師のメンタルヘルス(看護職の医療事故関与の現状;医療安全体制の整備と当事者支援 ほか)
2 当事者支援のプロセスで看護師長が直面した困難な状況(まったく予期していなかった当事者の傷つき;事故をきっかけとした当事者の退職 ほか)
3 看護師長による当事者支援を構成する5つの現象(事故の乗り越えの後押し;問題の共有 ほか)
4 看護師長による当事者支援の困難さを読み解く(医療事故がもたらす心理的安全感の脅かし;組織の危機管理対応と当事者支援の板挟み ほか)
Appendix 付記 Grounded Theory Approachによる当事者支援に関わる現象の理論化
著者等紹介
福田紀子[フクダノリコ]
慶應義塾大学看護医療学部/大学院健康マネジメント研究科准教授。聖路加看護大学(現聖路加国際大学)卒業。聖路加看護大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科博士課程単位取得後満期退学。2011年から現職、2016年博士(看護学)の学位取得。大学卒業後、助産師、看護師としての看護実践、および母校で助手として基礎教育に携わった後、修士課程を修了し、2000年専門看護師(精神看護)認定資格を取得(~2015)。大学病院でリエゾンナースとして実践する中で医療事故に関与した看護師や管理者への関わりの経験から、医療事故当事者のメンタルヘルス支援に関心を持つ。専門領域はリエゾン精神看護、精神看護学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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