出版社内容情報
『置かれた場所で咲きなさい』の著者・渡辺和子先生が、看護師・看護学生に向けて贈る厳しくも温かい珠玉のメッセージ。〈新装版〉
「忙しさの陰で、私たちは大きな忘れものをしていないだろうか、少し立ち止まって考えてみませんか」──モノがあふれ時間に追われる生活のなかで、相手を思いやる優しさを失わず、仕事に愛を込めるゆとりを持ち続けるにはどうすればよいのか。修道女として長く信仰と教育の道を歩んできた著者が、看護師や看護学生に向けて、期待と警鐘を込めたメッセージを贈ります。
目次
刊行にあたって
第1章 忙しさとひきかえに
木を切るに忙しく斧を見ず
四秒を待つ
『モモ』
修道者の暮らし
アメリカへ
お皿の教え
身につく時間
第2章 幸せの条件
幸せの条件
愛するもの
石を玉に
あたりまえ
吾れ一人
自立
ありがたい
The youngest day of my life
第3章 愛するということは
愛せない人の存在価値
「愛する」と「好き」
真珠貝と異物
「死を待つ人の家」
きれいの忘れもの
第4章 美しい斧であるために
「きれい」と「美しい」
ほほえみの化粧品
ある男子学生の死
人生の穴
苦歴
見分ける
思いやりの化粧品
オウムの返事
無財の七施
醜さを恥じない化粧品
離れられない自分
ご大切
タンポポの花
ときに手を休め斧を見る
文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
18
心の洗濯に効果がありそう。ササクレタ気持ちになったら渡辺さんの本を読もう。2016/12/13
ゆうちぃ
5
過程や心構えを日々大事にせよ、という心洗われるお話。今日という1日を大事に積み重ねていきたいと強く思った。2025/01/03
ジュリ
3
エレベーターが閉まる時間すら待つことができない、そういった普段の何気ないことが他のところでもでてくる。たとえば人の話を聞いてあげる余裕がないなど。もう少しだけ人に優しくなれるといいなと思った。2020/08/08
スプーン
2
「一日一日を心美しく生きる」そのやり方が書かれた本。シスター自身の経験から紡ぎだされた珠玉の言葉たち。必読。2016/04/28
うさぎ
2
本当に忘れ物多いよね。4秒なら待てるよね。そこから始めてみよう。2016/04/21




