内容説明
イギリスのコッツウォルズ、フランスのコンク、イタリアのドロミテ、ドイツ&オーストリアのドナウ川、ポルトガルのオビドス、ギリシャのサントリーニ島、チェコのプラハ、ノルウェーのロフォーテン諸島、カナダのプリンス・エドワード島…。パストラルの風に吹かれて旅を続ける吉村和敏の新たな世界。
目次
France:Le Puy‐en‐Velay―スペイン、サンディアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路の起点となる町。コルネイユ岩山のてっぺんに立つフランスの聖母像。Canada:Laurentians―ローレンシャンは、ケベック州モントリオール北部に広がる高原地帯。自然豊かなこの地は、よく晴れた早朝、神秘的な朝靄が漂う
Canada:Laurentians―大都市からの移住者も多い。森と湖の境に好んで家を建て、時折カヌーや釣りなどをしながら、自然と共存する暮らしを楽しんでいる。
Canada:Laurentians―北米一紅葉が美しい場所と言われている。サトウカエデをはじめとする落葉広葉樹は、9月下旬~10月初旬、いっせいに原色に染まる。
Canada:Ebenezer―四国の愛媛県ほどの面積を持つプリンス・エドワード島には、古い民家や納屋がたくさん残されている。日の出前に発生した朝焼け。
Canada:Laurentians―山の麓では農耕牧畜が行われている。田舎道は交通量が少なく、たまに野生のシカと出くわす。低気圧が過ぎ去り、朝日が顔を出した。
Canada:St.John’s―最東端に位置するニューファンドランド&ラブラドル州。フィヨルドの谷間にある漁師たちが暮らす家が、冬の朝日に照らされている
Canada:St.John’s―近海はグランド・バンクスと呼ばれる世界一豊かな漁場。タグボートに導かれ入港する外国船。たまに日本のマグロ漁船もやって来る。
Canada:New Glasgow―牧歌的な風景が広がるプリンス・エドワード島。良質な干草はアメリカへも輸出されている。路傍に舞い降りた朝露に心が癒される。
Austria:Rossatzbach―ウィーンから西へ約40km、ドナウ川の畔にある小さなキャンプ場。朝の清々しさを楽しみながら、旅人は朝食の準備を始めていた。〔ほか〕
著者等紹介
吉村和敏[ヨシムラカズトシ]
1967年長野県松本市生まれ。県立田川高等学校卒業後、東京の印刷会社で働く。退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後、1年のうち約半年を欧米で生活し、旺盛な撮影活動を行っている。自ら決めたテーマを長い年月をかけて丹念に取材し、作品集として発表する。絵心ある構図で、光や影を繊細にとらえた叙情的な作品は人気が高く、個展には日本全国から数多くのファンが足を運ぶ。今、最も注目されている若手写真家の一人である。2003年カナダメディア賞大賞受賞、2007年写真協会賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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silverlymoon
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