内容説明
家族法、刑法(性犯罪)、DV防止法など最新の改正論点を詳解。医学部女子入試差別、AV出演被害、同性婚など、様々な差別や人権課題、労働、社会保障などの幅広い問題を解決に導くための実践の書。ジェンダー問題に接するすべての法曹、ロースクール生のための一冊。
目次
第1部 総論:司法におけるジェンダー平等―意義と展望(日本のジェンダー平等の現状と「遅れ」;司法過程のジェンダー平等の遅れの根源―民法・刑法等に見る家父長制度の残滓;国際人権法と女性差別撤廃条約―実現の課題)
第2部 司法におけるジェンダー平等の現状と問題点(家族法の課題と論点―民法の中の不平等;刑法(性犯罪)・ストーカー規制法等の課題と論点
ドメスティック・バイオレンスと被害者保護
労働法・労働事件の課題と論点
社会保障と女性の貧困
リプロダクティブヘルス&ライツの諸課題
ポルノ被害と法規制
教育における男女格差―医学部入試安性差別問題
性的指向・性自認
障害女性の困難と複合差別
外国人女性への差別と人権侵害
司法・裁判手続上のジェンダー・バイアス)
第3部 日弁連のジェンダー平等への取組(司法におけるジェンダー平等の現状;日弁連におけるジェンダー平等の実現を目指す取組;司法におけるジェンダー平等を目指す取組)
第4部 今後の課題(民法改正―妻と夫の実質的な平等と保障;刑法改正―性犯罪規定の暴行・脅迫要件と性交同意年齢を中心に;DV防止法改正―保護命令の見直しと被害者の安全確保の改善;売春防止法改正・女性支援法の成立と困難女性の支援)
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