内容説明
「目黒学」の講義内容のダイジェスト。「目黒学」の講義は二時間である。それを数ページという限られたスペースに収めねばならないため、講義の一部あるいはエッセンスに限らざるを得なかった。講義の面白さは、横道にそれたり、受講者の問題提起に答えたりする中から生まれてくることも少なくない。ここでは講義録を求めるのではなく、目黒という地域に関して一冊の本にまとめることを主題にした。また、講義の雰囲気を伝えるために、通常行う文体の統一をあえてとらなかった。
目次
第1章 地図からみる目黒(大江戸の地域構造;絵図にみる世界 ほか)
第2章 目黒の地形と湧水(目黒の地形;等々力渓谷を訪ねて ほか)
第3章 歴史にみる目黒(鎌倉幕府と目黒の街道;「鎌倉街道」を歩いてみよう ほか)
第4章 今をつくる(目黒における都市近郊農業の変遷;城南地区の工業の特性 ほか)
第5章 目黒シティカレッジと「目黒学」
著者等紹介
山崎憲治[ヤマザキケンジ]
東京都立富士高等学校教諭。博士(地理学)。1947年愛知県に生まれる。国土利用と水害、過疎地の社会経済構造を学んできた。近年は東京湾の保全、海外研究ではネパール・タイの教育と農村問題にも関心を広げている
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