カイマナヒラの家―Hawaiian Sketches

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834251043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

神々の島、ハワイイに魅せられた人々が夢をつむいだ一軒の屋敷。そこに交差した青春を、ほろにがく回想する入魂の掌編小説。海の写真家、芝田満之の至福の映像とが織りなすファンタジーの世界。

著者等紹介

池沢夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道帯広市に生まれる。高校卒業後、独学で文学を学ぶ。1987年、『スティル・ライフ』(中央公論社)で中央公論新人賞を受賞。翌88年、同作品で第98回芥川賞を受賞する。1993年、『マシアス・ギリの失脚』、1996年、『ハワイ紀行』(ともに新潮社)、2000年、『花を運ぶ妹』(文芸春秋)など、作品多数。写真家との共作に、短編連作『やがてヒトに与えられた時が満ちて…』(写真、普後均 河出書房新社)、エッセイ『やさしいオキナワ』(写真、垂見健吾パルコ出版)などがある。海を愛し、世界中の浜辺で昼寝をする作家

芝田満之[シバタミツユキ]
1955年、埼玉県に生まれる。高校卒業後、独学で写真と映像を学ぶ。1978年、サーフィン専門誌『サーフマガジン』の創刊に参加する。1984年、写真集『DAZE』(マリン企画)を出版。1990年、写真集『Good Luck』、『風の人』(パルコ出版)を出版。アサヒカメラの「80年代日本の写真家」選出される。1997年、映画『HEAT AFTER DARK』を撮影。2000年、写真集『NEW DAZE』(マリン企画)を出版。海を愛し、世界中の波にのり続けるカメラマン
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

71
ダイヤモンドヘッドの麓にある大きな歴史ある一軒家の世話をする(おそらく中年の)人々の物語。 ハワイとサーフィンをこよなく愛する人たちの、山あり谷ありの人生。 山や谷があるからこそ、人生っていいもんだ。 すごくありふれた言い回しだけど、ハワイは天国だ。ハワイは大らかだ。そして、ハワイはとても暖かい。2016/12/31

ふう

25
フィクション? ノンフィクション? サーフィンで知り合った友達の家でのあれこれ。挿入された何枚ものハワイの写真が美しい。2022/10/11

きよきよ

5
一時間半くらいで読めてしまった。 ハワイのダイアモンドヘッド近くにある、 由緒正しい古い屋敷に住むことになった主人公。 シェアハウスの仲間とサーフィンをしたり、 ハワイの日々が綴られている。 ハワイに興味があれば、それなりに満足感のある話。2018/07/08

M2

5
お春さんが良かった。日本ではあまり幸せになれなかったお婆さんがハワイイに行って人の温かみを知れた話。他短編も良い。2018/06/30

ジュースの素

3
海辺に建つ古い大きな家を中心にそこに集まっては去っていく人々の出会いと別れを静かに描く名文だ。池澤氏の文体は非常に好きだ。簡素で的確で疲れない。その家は実際にあったと言うから見てみたいなぁと思う。 いろんな国には行ったがハワイには行ってない。(笑)たくさんの写真が美しい。夕暮れ、波、朝焼け、椰子のシルエット、ハワイイの空気を吸ってみたい。2015/10/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/203595
  • ご注意事項

最近チェックした商品