内容説明
不惑を超えても飛び続けるヒーロー。何度もどん底に落とされながらも這い上がってきた男が、伝説になった―
目次
第1章 選手生命懸けたフライング
第2章 天才少年出現す
第3章 10代の大転換
第4章 カミカゼ誕生!
第5章 悲しみと屈辱と再生と
第6章 時代の荒波
第7章 鬼気迫るアンカー
第8章 終わらない伝説
著者等紹介
岡崎敏[オカザキサトシ]
1957年、北海道池田町生まれ。帯広三条高校―日本大学法学部新聞学科卒。1988年から北海道日刊スポーツ記者、デスク。1994年リレハンメル冬季五輪を取材。2004年からフリーでスポーツライター活動を始め、北海道のスポーツを中心に取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
篠田@書店員復帰を目指し中!
10
ソチオリンピックで葛西選手の精神的強さやジャンプ力、40歳を過ぎても現役で若い選手にも負けず、戦い記録を残す姿がとてもかっこよかった。この本はそんな葛西選手の原点から書いてあり、葛西選手の境遇を知った。ソチオリンピックで輝く葛西選手は本当に素敵だった。2014/03/20
ゆう
6
読み進めていくうちに葛西選手と一緒にワールドカップやオリンピックに参加している気になった。その時のテレビで見た画面もよみがえってきてハラハラドキドキしながら一気に読んでしまった。自分自身のポリシーを持っているため頑固でもあるが納得すると人の意見もきちんと聞く素直なところもあり、ルール変更にも柔軟に対応していく適応能力の高さもある素晴らしい選手。まさしくレジェンド。海外の選手、コーチに称えられている姿をみて同じ日本人であり、下川町民ではないけど道産子でもあることが素直にうれしい。また彼の笑顔がみたい。2014/03/02
YokoR2
3
ライバルの名前が次々と変わっていくことに、葛西選手の選手生命の長さを実感。山あり谷ありの続きに、ソチのあの涙があったんだなぁ。そしてそれも彼にとっては通過点。まだまだ続く彼の競技人生を心から応援したい。ナイスなドキュメンタリーでした。2014/07/29
ayjoe
2
葛西紀明の幼少時から現在に至る経歴紹介。中学生の頃から類いまれなる才能を評価されていたけれど、決して常にトップを走っていた訳ではなく、特にオリンピックに関しては調子が合わせられずにほぞを噛む思いをずっとしてきたからこそ、40歳を過ぎても負けない気持ちを持ち続けていられたのかな。昭和から平成ひと桁くらいまでジャンプオタクだった私にとっては、懐かしい大会や選手の名前に胸が熱くなりました。2014/04/01
ぐみきち
2
一度読んだだけでは分からなかったジャンプの事も、二度目に読んで結構理解出来ました。ソチでの銀メダルに満足する事無く、この人はこれからもジャンプし続けて行くんですね。どうか良い風が吹いて行きます様に。2014/03/31