内容説明
飛躍的な生産性向上を可能にする人材育成マネジメント手法「能力管理」を習得できる一冊!組織の維持・発展には、組織のもつ優れた技術・技能を他者に伝えることが欠かせません。組織が生み出す製品・サービスの品質を担保するのは、最終的には一人ひとりの技術・技能だからです。能力管理は、「保有する技能・技術を効果的な能力開発につなげることで、結果として個々人が能力を発揮できるような環境を整える」マネジメント手法です。かつては「誰に能力を管理する権限があるのだ?」と誤解され、ようやく使えるようになったのはつい最近のことです。本書は、体系化されたマネジメント手法としての能力管理を具体的な事例をもとに解説しており、すぐに現場(会社)で役立てることができます。
目次
第1章 職場の課題と能力管理
第2章 能力管理とは何か、その範囲と機能
第3章 能力マップによる能力管理の方法
第4章 作業指導による能力管理の方法
第5章 能力管理の推進モデル
第6章 能力管理の実際(事例編)
著者等紹介
森和夫[モリカズオ]
主な経歴は職業能力開発総合大学校教授、助教授、講師(~2000年3月)、徳島大学教授(~2004年3月)、東京農工大学教授(~2006年3月)、2006年4月より(株)技術・技能教育研究所代表取締役、2018年7月より(一財)職業教育開発協会を設立し代表理事。専門分野は職業能力開発、産業教育学、労働科学。技術・技能教育に関する研究開発とコンサルテーションを展開している。学位は千葉大学、博士(工学)、論文テーマは「技能習熟における能力の構造化過程」。研究員開発成果として、「指導技術訓練システムPROTS」「職務分析手法CUDBAS」「技能分析手法SAT」「技術・技能伝承システム」「現場力向上NAVIシステム」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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