内容説明
人材不足が叫ばれて久しい今、ものづくり現場では熟練者の「技」を効果的・効率的に伝承していくことが急務となっています。本書では、この「技」の中でも、従来は「時間をかけて身体で覚えるしかない」とされた「技能」に対し、科学的なアプローチ(定量化や見える化)を加えることで、より合理的で無駄が少ない伝承方法を解説しています。本書を通じて、読者は、未熟練者が挫折しにくい熟練者の「技」の伝承方法を確立し、組織内の実践に活かすことができます。
目次
第1章 技能・技術伝承における技能科学の役割
第2章 技能の捉え方
第3章 技能科学を適用した暗黙知の形式知化
第4章 ものづくり企業での技能・技術伝承の方法
第5章 技能・技術伝承計画の進め方
第6章 効果的な訓練指導方法
第7章 日産自動車における技能研究の実際
著者等紹介
原圭吾[ハラケイゴ]
職業能力開発総合大学校職業訓練コーディネートユニット教授。博士(工学)、技術士(総合技術監理部門・機械部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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