内容説明
本書は、個人情報保護法の解説を目的としたものではなく、企業において個人情報保護をどのように進めればよいのか実務家の立場からわかりやすく説明することを目的としている。具体的には、個人情報保護に関するマネジメントについて、プライバシーリスクという視点から検討している。
目次
第1章 ネット社会と個人情報
第2章 個人情報保護法の意義と概要
第3章 個人情報保護の考え方
第4章 プライバシーリスク・マネジメント
第5章 個人情報管理規程のモデル
第6章 個人情報取扱マニュアルのモデル
第7章 プライバシーリスクのセキュリティ対策
第8章 プライバシーマーク制度の活用
著者等紹介
島田裕次[シマダユウジ]
1956年生まれ。1979年、早稲田大学政治経済学部卒業。現在、東京ガス(株)監査部主席(業務監査、情報システム監査を担当)。1999年から日本大学商学部非常勤講師(コンピュータ会計)を兼務。情報処理技術者試験委員、日本セキュリティ・マネジメント学会理事。米国公認情報システム監査人(CISA)、経済産業省システム監査技術者、公認内部監査人(CIA)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
9
相変わらず古い本を読んでいるが、10年前の内容ですら、基本的な考え方は変わらない。年金機構の情報漏洩はこれに照らし合わせても、どのレベルで取り組んでいたのか疑わしい。民間企業ではPマークや最近ではISO27000などで情報セキュリティーの認証取得による客観的に取組が見えるようになっている。そういう意味では、自分が知らないだけなのか、不透明である。お詫びの手紙もまた税金や年金の一部?であると思うと年金制度そのものへの期待も薄れる。元気なうちはまだ強気に言えるが、必要な人もいる。少子化以上に不安要素である。2015/06/05
葉
0
個人情報には本人情報と本人関連情報に分類される。個人情報を取り巻く情報システムとして、CRM、Eコマース、CTI、ナレッジマネジメント、ERPパッケージ、イントラネット、メインフレームシステム、地理情報システム、携帯電話サイトがある。プライバシーリスクが土台としてモニタリングが上に存在し、プライバシーポリシーが最上位にある。2015/09/24