内容説明
PASPASは「対話は商売と同じ」という考え方によっています。「あなたの困っていることをなんでも相談してください」、「私にできることをやらせてください」というように、まず、相手の求めに応えることが先で、その結果として「私にあなたの力を貸していただく」ことを基本思想に、型を設計してあります。対話は、本性のままに自由奔放に応じてくる相手に対して、自分の本性を抑え、相手に合わせていく忍耐ゲームなのです。
目次
第1章 対話を阻むカベ(対話力が弱くなっている;うまくいかなかった対話事例 ほか)
第2章 誰でもできる対話法「PASPAS」(対話のきっかけをつくる;能動的に傾聴する ほか)
第3章 PASPAS訓練法(訓練の考え方;社内研修の運営ポイント ほか)
第4章 対話の事例(役割と責任を果たさせる;自分の気持ちを言葉で表現させる ほか)
第5章 対話のヒント集(対話は適した時間帯に仕掛ける;対話の姿勢に気を配る ほか)
著者等紹介
古畑友三[コバタトモゾウ]
1933年福井県生まれ。1956年福井大学電気工学科卒業。同年日本電装(株)に入社し、1961年の日本電装のデミング賞受賞までの間QC推進グループに所属。以降1974年まで電装品関係の品質保証業務を担当。1975年よりフューエルポンプ、インジェクター、噴射ポンプ、コンプレッサーの製造業務に関係し、1980年より燃料噴射事業部長。1986年京三電機(株)副社長就任。1988年京三電機(株)社長就任。1995年社長退任、同社顧問。現在、生産経営研究所所長
中山賢一[ナカヤマケンイチ]
1946年長野県生まれ。1972年大阪工業大学工業経営学科卒業。現在、社団法人中部産業連盟長野コンサルティング事業部長。執行理事・主席コンサルタント
冨沢祐子[トミザワユウコ]
1961年愛知県生まれ。1982年名古屋市立女子短期大学卒業。現在、社団法人中部産業連盟長野コンサルティング事業部コンサルタント
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