内容説明
わずか0.1ミリの線に挑む超絶の技。世界を驚かせた切り絵アーティスト・長屋明の作品とテクニックを初公開。代表作「糸切り絵」シリーズをはじめ、未発表の新作を含む作品60点以上を収録。さらに著者独自の作品制作方法をプロセス3例を交えて紹介する他、初心者向けのシンプルな作例を中心に実物大図案26点も掲載します。
目次
1章 長屋明の作品(糸切り絵;季節の便り;和の世界;生きものたち;My Favorite Things)
2章 長屋明の技法(切り絵の道具・材料;図案の切り方;作品づくりの手順;切り方のポイント;制作プロセス1 金魚;制作プロセス2 菖蒲;制作プロセス3 糸チューリップ)
著者等紹介
長屋明[ナガヤアキラ]
1988年、寿司職人の「笹バラン」細工に魅せられ、独学で切り絵を始める。2011年より、切り絵アーティストとして作家活動を開始。現在は栃木県日光市のアトリエで制作に専念しつつ、国内外の展覧会で作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
59
日比谷シャンテ3階の本屋さんにコーナー設置されている、切り師「長屋明」奇跡の切り絵展にて拝見する。 作品をテレビでは見たことあるけど、実物を見ると、ゾクゾク来る凄さを感じさせます。 まさに神業。 その凄さは、本だけでは伝わりにくい。 本に掲載されている中では、野外撮影の作品が面白いです。2019/01/04
コットン
58
糸車さんのオススメ本。細い線が独特な『糸切り絵』で描くサックスやギターが粋な感じです。2018/04/23
鱒子
48
図書館本。「糸切り絵」と名付けられた切り絵。デッサンで描いた線をそのまま切り絵にしています。線の細さ、0.1ミリです。もー、ホントにすごい!すごすぎます! しかもこれ、普通の文具店に普通に売ってるOLFAのカッターナイフで切り抜くそうです。アートナイフより鈍角なのに…。超絶技です! 巻末には制作テクニック(下絵を描いた紙を直接切り黒スプレーで仕上げる、カッターナイフの刃は寝かせるなど)、図案集も載っています。 2017/08/03
糸車
43
タイトルに偽りなし。くらくらするほど繊細で線画かと思うほど細い細い、切り絵。美しい音楽が本当に聞こえて来そうなJazzセッションが特にお気に入り!図書館で借りたんですが、うーん、手元に置きたいぞ〜!きっかけはお寿司屋さんのバラン細工だったそうな。尊敬します。2018/03/27
なお
25
本当に奇跡の切り絵です( ☆∀☆)ずっと眺めていたい一冊。2017/07/17
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- 和書
- 緑の瞳/月影 岩波文庫