内容説明
円空彫の魅力は、庶民的な親しさと奥深いささやきが豊かに感じられる点にある。円空の魅力に取りつかれて50年、一日としてノミを離したことのない著者が、刀法の秘密を初めて写真と図で明かし、心和む円空仏の魅力へ読者を誘う円空彫の技法入門。
目次
第1章 仏像のかたちと彫る心(円空彫を彫る心;日本の仏像彫刻;木彫仏の種類と制作法)
第2章 円空上人の生涯とその造像(円空上人の生涯)
第3章 円空彫入門(円空仏の造像法;円空彫の道具と材料;彫刻刀の研ぎ方;運刀の基本と姿勢;木取りの仕方;工作台と治具の作り方)
第4章 初級篇(観音を彫る;千体仏を彫る)
第5章 応用篇(執金剛神を彫る;迦楼羅(烏天狗)を彫る
神像を彫る
聖観音を彫る
木っ端仏を彫る)
著者等紹介
三輪年朗[ミワトシロウ]
大正元年岐阜県高山に生まれる。高山補修学校卒業。建築士を経たのち一念発起、五十年ひたすら円空彫にノミをふるう。二万数千体の円空仏を彫り上げた。平成九年没。飛騨工芸組合長、高山市産業振興協会副会長、日本盆栽協会飛騨支部長を歴任。円空洞店主だった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- The Fury