内容説明
「根付」とは、印篭や巾着などを帯から下げて携帯する際に、ストッパーとして用いた、日本独自の工芸品。江戸時代に生まれ、時代の変遷を経て、現在も多彩な作品が生み出されている。本書では、現代根付作家自らが、その魅力を様々な角度から紹介。著者の作品も多数掲載し、制作工程も収録した根付のガイドブック。
目次
第1章 根付を知る(根付とは何か;根付の歴史;根付の種類;根付の材料)
第2章 根付を語る(現代根付の魅力;古典根付の魅力;お話を伺って)
第3章 私の考える根付(根付を考える;私の表現)
第4章 根付を楽しむ(根付を集める;根付を使う;根付を作る)
著者等紹介
齋藤美洲[サイトウビシュウ]
1943年東京谷中に生まれる(本名は齋藤勝利)。1962年父・齋藤昇斎(齋藤美和)に師事し、根付修業につく。太平洋美術学校(現在の太平洋画研究所)に入学、デッサンと彫塑を学ぶ。1972年曽祖父より「美洲」の銘を継ぐ。1974年米国ハワイ州で開催された「インターナショナル・ネツケ・コレクターズ・ソサエティ」の大会に出席。1977年米国カンザス州で開催された「根付研究会」(現在の国際根付ソサエティ)の世界大会に出席。駒田柳之氏、桜井英之氏、立原寛玉氏とともに「根付研究会」(現在の国際根付彫刻会)を創設し、会長の任にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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