内容説明
「福」「寿」の字には、それぞれの時代の長寿や幸福の願いが文字の形に折り込まれている。複雑な形、曲がりくねった線、何重にも折り重なる線、異常に伸ばされる線、色々に変わった部位や理解ができないような形の組み合わせ。「福」「寿」の文字形の数は多い。それらの全てに、「福」「寿」つまり、健康に長生きし幸福であることへの願いが詰まっている。形象化された多くの不思議で面白い文字形と熟語などを網羅した。
目次
漢字の書体書風
「福」字の章(百福文字)
「寿」字の章(百寿文字)
五体墨場必携
吉語墨場必携
著者等紹介
矢島峰月[ヤジマホウゲツ]
昭和23年2月、埼玉県生まれ。昭和39年から本格的に書の道を志す。その頃より公募展出品活動に入る。近代詩文書作家協会会員、日本書道美術院・台東区書道連盟の各審査員を歴任。昭和52年、毎日書道展委託作家となる。しかし公募展のありかたに疑問を抱き、昭和54年、すべての公募展を辞す。その後、書の本質を追究すべく学習に専念。昭和53年より、月刊競書雑誌「蒼溟」を発行。現在、書道研究蒼溟社会長、東京書学アカデミー理事長、書道研究「龍醒会」講師。公開経営指導協会教育センター「らくらく筆ぺん講座」主任教授。寺子屋形式で書を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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