内容説明
本論集は、日本図書館学会が毎年秋に開催する研究集会シンポジウムのために編集されるものであり、毎年テーマを事前に公表し、広く論文の応募を求め、編集されるものである。第9集は、「図書選択理論」をテーマとし、近年、特に1970年以降の図書選択の理論を評価検討し、その上で新しい図書選択論の形成を試みている。
目次
現代図書選択論の動向(河井弘志)
1970年以降の公立図書館図書選択論(伊藤昭治・山本昭和)
大学図書館における図書選択理論の問題(渋川雅俊)
蔵書評価法(田村俊作)
図書選択者と図書選択機構―ドイツのレファレントの働きを中心に(佐藤隆司)
出版流通と図書選択(瀬島健二郎)
多言語・多文化コレクションの資料構成と選択方針―トロント市立図書館の場合(深井耀子)